SOHOで1LDK・2LDKを借りるといくら?寝る場所と仕事の場所を分けやすい間取りの家賃と広さ、区ごとの違い
自宅で仕事をするなら、寝る部屋と仕事をする部屋を分けたい。オンラインの打ち合わせに生活の様子を映したくない。そう考えると、ワンルームや1Kではなく、1LDKや2LDKのように、寝る場所と仕事の場所を分けやすい間取りが候補になります。この記事では、東京で仕事に使える1LDK・2LDKを借りるときの家賃・広さ・部屋の帖数を、実際に募集されている物件の数字で示します。
使ったのは、東京SOHO賃貸検索に2026年10月11日時点で掲載している東京の賃貸554件です。554件の65.5%(363件)は港区・渋谷区・新宿区・目黒区の4区にあり、都心の物件が中心です。東京全体の1LDK・2LDKの家賃の相場より高めに出ることに注意してください。家賃には管理費・共益費を含めていません。
間取りごとの家賃と広さ
554件を間取りで6つに分けると、次のとおりです。
| 間取り | 件数 | 家賃の中央値(万円) | 広さの中央値(㎡) | 築年数の中央値(年) |
|---|---|---|---|---|
| 1R・1K | 237件 | 15.6 | 25.7 | 16 |
| 1DK | 61件 | 18.4 | 31.3 | 9 |
| 2K・2DK | 12件 | 20.2 | 40.1 | 41 |
| 1LDK | 135件 | 23.0 | 41.1 | 17 |
| 2LDK | 79件 | 33.5 | 53.3 | 13.5 |
| 3K以上など | 30件 | 48.5 | 96.0 | 35.5 |
※1R・1Kはワンルームと1Kのことです。1LDKには1SLDK(8件)を、2LDKには2SLDKを、3K以上などには1SDK(2件)と1SK(1件)を含めています。築年数は、同じ建物の部屋を1つにまとめ、建物ごとに数えた中央値です。

部屋数の多い間取りにすると、家賃は大きく上がります。1R・1Kの15.6万円に対し、1LDKは月7.4万円高い23.0万円、2LDKは月17.9万円高い33.5万円です。広さは、1R・1Kの25.7㎡から1LDKで41.1㎡、2LDKで53.3㎡へ広がります。
1LDK:家賃の中央値23.0万円、広さ41.1㎡
1LDKは135件(102の建物)と、1R・1Kに次いで多い間取りです。そのうち112件(83.0%)が、事務所として使えると物件ページに書いています。
家賃は、安いほうから4分の1の位置が20.4万円、高いほうから4分の1の位置が30.0万円で、半数がこの間に入ります。広さは40㎡以上が83件(61.5%)、50㎡以上が36件(26.7%)です。
洋室の帖数が分かる116件では、洋室の中央値が6.0帖で、6帖未満の物件も54件あります。LDKは、帖数が分かる103件の中央値で約10.4帖です。1LDKで仕切られた部屋は洋室の1つだけ(1SLDKは納戸も)なので、洋室を仕事部屋にするとLDKで寝ることになり、洋室を寝室にするとLDKの一角で仕事をすることになります。
1LDKが多い区と、その区の1LDKの家賃・広さは次のとおりです(4件以上の区)。
| 区 | 件数(建物の数) | 家賃の中央値 | 広さの中央値 |
|---|---|---|---|
| 渋谷区 | 35件(25棟) | 27.5万円 | 47.6㎡ |
| 港区 | 26件(21棟) | 23.8万円 | 43.2㎡ |
| 新宿区 | 18件(11棟) | 24.3万円 | 41.0㎡ |
| 中央区 | 16件(12棟) | 22.1万円 | 40.5㎡ |
| 目黒区 | 12件(7棟) | 20.8万円 | 35.9㎡ |
| 千代田区 | 6件(5棟) | 24.8万円 | 42.3㎡ |
| 江東区 | 4件(3棟) | 18.7万円 | 39.5㎡ |
| 品川区 | 4件(4棟) | 26.5万円 | 46.6㎡ |
件数が最も多いのは渋谷区の35件で、家賃の中央値27.5万円・広さ47.6㎡と、広めで家賃も高い1LDKが中心です。家賃の中央値が全体(23.0万円)を下回るのは、江東区(18.7万円)・目黒区(20.8万円)・中央区(22.1万円)です。目黒区の12件のうち5件は1つの建物の部屋で、この建物を除いた7件では、家賃の中央値21.0万円・広さ41.3㎡と、全体とほぼ同じ広さになります。
2LDK:家賃の中央値33.5万円、小さいほうの部屋は4.7帖
2LDKは79件(48の建物)で、そのうち68件(86.1%)が事務所として使えると書いています。家賃は半数が30.0万〜38.5万円に入り、広さは中央値53.3㎡、50㎡以上が57件(72.2%)です。家賃は1LDKより月10.5万円高くなります。
2部屋の帖数が分かる71件では、大きいほうの部屋の中央値が6.0帖、小さいほうの部屋が4.7帖、LDKが12.0帖でした。小さいほうの部屋が4.5帖未満の物件は30件(42.3%)あります。小さいほうの部屋を仕事部屋にするなら、机と椅子、資料を置く棚が収まるかを、帖数と間取り図で確かめてください。
2LDKが多い区と、その区の2LDKの家賃・広さは次のとおりです(4件以上の区)。
| 区 | 件数(建物の数) | 家賃の中央値 | 広さの中央値 |
|---|---|---|---|
| 目黒区 | 23件(6棟) | 31.7万円 | 47.9㎡ |
| 港区 | 14件(9棟) | 35.9万円 | 51.9㎡ |
| 渋谷区 | 12件(10棟) | 37.8万円 | 62.8㎡ |
| 新宿区 | 7件(4棟) | 34.8万円 | 53.9㎡ |
| 世田谷区 | 4件(3棟) | 28.0万円 | 52.2㎡ |
| 千代田区 | 4件(3棟) | 52.5万円 | 73.1㎡ |
件数が最も多いのは目黒区の23件ですが、そのうち14件は、2026年5月に完成した目黒区東山2丁目の1つの建物の部屋です。この建物を除くと、目黒区の2LDKは9件で、家賃の中央値30.5万円・広さ55.1㎡になります。区を選ぶときは、件数だけでなく建物の数も見ると、選べる幅が分かります。
10件以上ある区では、渋谷区が広さの中央値62.8㎡と最も広く、10の建物に分かれています。千代田区は広さの中央値が73.1㎡と最も広い一方、家賃の中央値も52.5万円と最も高くなります。
2K・2DKと1DK:1LDKより家賃を抑える間取り
1LDKや2LDKより家賃を抑えたいなら、2K・2DKと1DKも候補になります。どちらも件数は少なく、建物の古さに差があります。
2K・2DKは12件(9の建物)で、家賃の中央値は20.2万円と1LDKより月2.8万円低く、広さは40.1㎡と1LDK(41.1㎡)とほぼ同じです。2部屋の帖数が分かる11件では、大きいほうの部屋の中央値が7.0帖、小さいほうが5.3帖で、部屋が2つに分かれているため、仕事部屋と寝室を分けやすい間取りです。一方で、12件のうち8件は築39年以上の建物で、家賃が低いのはこの古い建物の部屋です。築11年以内の4件は家賃24.5万〜31.0万円で、1LDKの中央値より高くなっています。
1DKは61件(35の建物)で、家賃の中央値は18.4万円、広さは31.3㎡です。帖数が分かる物件では、洋室の中央値が約5帖、DKの中央値が7.1帖でした。仕切られた部屋は1つなので、仕事の場所と寝る場所を分けるなら、DKに机を置き、洋室を寝室にする形になります。61件のうち21件は、2026年に完成した新宿区の2つの建物(市谷左内町・新宿1丁目)の部屋です。
部屋数の多い間取りにすると、家賃はいくら上がるか
1R・1Kを基準に、部屋数の多い間取りにしたときの家賃と広さの差をまとめました。
| 間取り | 家賃の差(月) | 家賃の差(年) | 広さの差 |
|---|---|---|---|
| 1DK | +2.8万円 | +33.6万円 | +5.7㎡ |
| 2K・2DK | +4.6万円 | +55.2万円 | +14.5㎡ |
| 1LDK | +7.4万円 | +88.8万円 | +15.5㎡ |
| 2LDK | +17.9万円 | +214.8万円 | +27.7㎡ |
※家賃の差は、間取りごとの中央値(1,000円単位)どうしの差で、年の差は月の差の12倍です。中央値どうしの差には、間取りの違いだけでなく、立地や建物の新しさの違いも含まれます。
2K・2DKは1R・1Kより14.5㎡広くなって家賃の差は月4.6万円、1LDKは15.5㎡広くなって月7.4万円です。同じくらい広さを増やすなら、2K・2DKのほうが家賃の上がり方は小さく、古い建物でもよければ候補になります。
仕事に使う部屋の家賃は、使う割合に応じて経費にできる場合があります。家賃の経費の考え方と按分の計算は、SOHO賃貸の家賃はどこまで経費に?にまとめています。間取りごとの使い方の違いは、テレワークに最適な間取りは?でくわしく書いています。
間取りを選ぶときの目安
部屋の数と家賃の中央値をもとに、使い方ごとの間取りの目安をまとめました。
| 使い方 | 候補の間取り | 家賃の中央値 |
|---|---|---|
| 仕事の場所と寝る場所が同じ部屋でもよい | 1R・1K | 15.6万円 |
| 家賃を抑えて、仕事の場所を寝室と分けたい | 1DK(DKで仕事) | 18.4万円 |
| 家賃を抑えて、仕事部屋を寝室と別の部屋にしたい | 2K・2DK | 20.2万円 |
| 一人で、寝室とは別にくつろげる広さもほしい | 1LDK | 23.0万円 |
| 仕事部屋・寝室・リビングをすべて分けたい | 2LDK | 33.5万円 |
オンラインの打ち合わせで背景に生活の様子を映したくないなら、部屋が2つある2K・2DKか2LDKが向いています。どの間取りでも、事務所として使えるかどうかは物件ごとに違います。事務所として使う場合の敷金の積み増しや消費税などの条件は、事務所可の賃貸を東京で借りるときの条件にまとめています。
まとめ:SOHOで1LDK・2LDKを借りるときの家賃と広さ
東京SOHO賃貸検索に2026年10月11日時点で掲載している554件から分かった要点です。
- 554件の65.5%は港区・渋谷区・新宿区・目黒区の物件
- 1LDKの家賃の中央値は23.0万円
- 1LDKの広さの中央値は41.1㎡
- 2LDKの家賃の中央値は33.5万円
- 2LDKの広さの中央値は53.3㎡
- 1R・1Kから1LDKにすると、家賃は月7.4万円上がる
- 2LDKの小さいほうの部屋は、中央値4.7帖
- 1LDKの件数が最も多いのは渋谷区(35件)
- 2K・2DKは築39年以上の古い建物が中心で、家賃は1LDKより月2.8万円低い
寝る場所と仕事の場所を分けやすい物件は、1LDKのSOHO賃貸や2LDKのSOHO賃貸から探せます。
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